2026-04-07
医療機関のWebサイトに必要な5つの要素
はじめに
「Webサイトは作ったけど、問い合わせがなかなか来ない」「デザインは気に入っているのに、なぜか患者さんが増えない」——そんなお悩みを持つ医療機関の方は少なくありません。
Webサイトは作るだけでなく、患者さんに「ここに行ってみよう」と思ってもらえる設計が必要です。今回は、医療機関のWebサイトに必ず備えるべき5つの要素を解説します。
1. 医師のプロフィールと顔写真
医療機関のWebサイトにおいて、最も重要な要素のひとつが医師のプロフィールです。
患者さんは「どんな先生が診てくれるのか」を必ずチェックします。特に初診の場合、顔写真がないだけで「なんとなく不安」と感じて離脱してしまうことがあります。
掲載しておきたい情報は次の通りです。
- 顔写真(清潔感があり、表情が和らいだもの)
- 専門領域・得意分野
- 資格・所属学会
- 診療に対する考え方やメッセージ
資格の羅列だけでなく、「どんな想いで診療しているか」を言葉で伝えることが、患者さんの信頼感につながります。
2. 予約・問い合わせの導線
「受診しよう」と決めた患者さんを逃さないために、予約・問い合わせへの導線を整えることが重要です。
スマートフォンで閲覧する患者さんが多い現代では、次のポイントが特に大切です。
- 電話番号をヘッダーに固定表示する
- 電話番号はタップで発信できる形式にする
- オンライン予約ボタンを目立つ場所に設置する
- 診療時間・休診日をひと目で確認できるようにする
「探せばある」ではなく、「開いた瞬間に見える」ことが理想です。予約の手間を減らすことが、来院数の増加に直結します。
3. 患者さんの言葉で書かれた診療内容
診療内容のページは、多くの医療機関で改善の余地があります。「白内障・緑内障の診療を行っています」という書き方は、医療者にはわかっても、患者さんには伝わりにくいことがあります。
患者さんの悩みを起点にした説明に変えることで、「ここで診てもらえそう」という安心感が生まれます。
- NG:「角膜疾患の診療を行っています」
- OK:「目がゴロゴロする、充血が続くといったお悩みに対応しています」
症状名ではなく、患者さんが日常的に感じている言葉で書くことを意識してみてください。
4. 医療広告ガイドラインへの対応
医療機関のWebサイトは、厚生労働省の医療広告ガイドラインに従って作成する必要があります。知らずに違反している事例も多いため、注意が必要です。
特に気をつけたい表現は次の通りです。
- 「日本一」「最高水準」などの最上級・比較表現
- 「必ず治ります」など、効果を断定する表現
- 患者さんの体験談・口コミの掲載
- 根拠のない実績数値の表示
ガイドラインへの対応は、罰則を避けるためだけでなく、患者さんとの誠実な関係を築くうえでも大切です。詳しくは当サイトの別記事もご参照ください。
5. モバイルファーストの設計
医療機関のWebサイトへのアクセスの多くはスマートフォンからです。スマートフォンで快適に閲覧・操作できることは、今や最低限の要件です。
確認しておきたいポイントは以下の通りです。
- 文字が小さすぎず、読みやすいサイズか
- ボタンが指でタップしやすい大きさか
- 画像が重くてページの読み込みが遅くなっていないか
- スマートフォンで見たときにレイアウトが崩れていないか
Googleの検索順位もモバイルでの表示品質を重視しているため、SEOの観点からもモバイル対応は欠かせません。
まとめ
医療機関のWebサイトは、「デザインが綺麗なこと」よりも「患者さんに伝わること」と「行動しやすいこと」が重要です。
今回挙げた5つの要素——医師プロフィール、予約導線、わかりやすい診療内容の説明、ガイドライン対応、モバイル対応——は、どれも「患者さんの視点に立つこと」が共通のベースになっています。
FlagshipWorksでは、現役眼科医とWebデザインの専門家が連携し、医療現場を知るチームとして制作に取り組んでいます。「どこから手をつければいいかわからない」という場合も、ぜひお気軽にご相談ください。